203駅目 無題

ある雨の日の山の中。
雨の中傘を片手に人が立っていた。
その人物は何かを待っていた。その眼差しはまるで獲物を待つ鷹のようであった。
そしてまだか、まだかとじっと待ち続けている。
辺り一帯は木が生い茂り静寂を保っている。響いているのは雨の音のみ。
その時!!!その時であった!!。辺りに異様な音が響き始めた。
「ドドドッドドドッドドドッドドドッ」
明らかに自然の音ではない。そしてその音は徐々に大きくなり始める。
やがて黄色い何かが姿を見せる―。その物体の上からは黒い煙がもうもうと上がっている。
そして徐々に接近してくる。
やがて待ち人はカメラのスイッチを入れ、シャッターを切り始めた。
「カシャン。カシャカシャン。カシャン」
やがて動いている物体の正体が判明する。それは―。
それは蒸気機関車であった。
「ポォォォォォォゥ!!!!!」
カメラのシャッター音に答えるように辺り一帯に汽笛の音がこだました。
そして蒸気機関車はゆっくりと力強く待ち人の横を通り過ぎる。
「ドドドッドドドッドドドッ・・・・・タタンタタン。タタンタタン。」
旧型客車のテンポのいい音が響き渡る。
やがて後補機が通り過ぎ辺りは静寂に包まれる。
「ポォォォォォゥ・・・・・」
遠くからまた汽笛の音がこだました。
DPP_0485.jpg


本日は物語風の文章を掲載してみました。
画像は5月5日の101レです。場所は地名坂です
本日もご訪問ありがとうございました。
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